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航空物流を支える、オペレーション。
「早く・安全に」を見つめる仕事。

Cargo+支える

航空物流を支える、オペレーション。
「早く・安全に」を見つめる仕事。


航空物流の全てを支える、オペレーション

総合航空物流会社として、ANA Cargoは革新的なサービスを提供してきた。2002年9月には、まだ一般的ではなかった中型機の「フレイター(貨物専用機)」を採用し、スマートフォンをはじめとする電子機器類や自動車部材の物流を担い、市場を開拓。現代のニーズに応え、さらに求められ続ける物流業界においてもインパクトを与えた。

荷主からの要望は実にさまざまだ。運ぶものひとつとっても、前述のような電子機器類のほか、野菜や鮮魚といった生鮮品、さらには錦鯉といったセンシティブなものまで、「いかにスピーディかつ安全に運ぶか」を追求し、ANA Cargoは進化し続けている。

この航空物流の根幹であり、また要でもある「いかに運ぶか」を日々考える仕事のひとつが、オペレーションと呼ばれる業務だ。「貨物をお客様からお預かりし、航空機に搭載して運び、またお客様に引き渡すまでの一連の業務」全てを担う。これぞ"言うは易し行うは難し"の業務だ。

サイズの異なる貨物をバランス良く積み上げるには?
出発と到着を繰り返す機材繰りの短い時間において、効率的に貨物の搭降載をするには?

言い換えれば、航空物流の全てを支えるのがオペレーションという仕事だ。

貨物がどう運ばれるかを知ることで、具体性のある調整を可能に

新卒から一貫してオペレーション業務を担ってきた株式会社ANA Cargo オペレーション企画部オペレーション企画課に所属する高田卓也は、オペレーション業務の経験から見えるものを以下のように答える。

株式会社ANA Cargo オペレーション企画部オペレーション企画課 高田卓也

高田「航空物流の仕組みを具体的にイメージできるようになりました。電子部品、生鮮品、医薬品、動物などの貨物はそれぞれの特性に応じた取り扱いが必要になります。空港において高品質なハンドリングを提供することはお客様にANA Cargoを選んでいただくためにもとても重要なことです」

新卒で入社した高田は、成田空港で輸出ハンドリングを担う部署に所属し、主に貨物受託業務、危険物貨物チェック業務、貨物積み付けの進捗管理業務を担当した。

高田「出発便の積み付け進捗管理業務においては、当初のプラン通りに進まず、出発時刻が迫る中で瞬時に判断しリプランすることもあります。チームで力を合わせ、安全運航を守りつつ、より多くの貨物を搭載して出発させることができた時には達成感を得られます」

その後、ULD(Unit Load Device)の在庫管理業務や海外空港のサポート業務、新規就航空港における貨物運送体制構築などを経験し、現在は空港オペレーションの効率化やルフトハンザカーゴとのジョイントベンチャーなどの業務を担当している。空港での経験は現在の業務にも役立っている。

高田「海外空港のサポートや新規就航空港の体制構築等で海外の現地スタッフやハンドリング会社と国際的に調整を行う際も、実際に貨物がどのように運ばれているのかを知っていることでより具体性のある調整が可能になります。オペレーションは奥が深く発見も多くあるので、これまでの経験を活かしつつ常に学ぶ意識を持って新たな経験を重ねていきたいです」

キャリアパスにおける「武器」を手に入れる

入社以前より海外勤務を希望し、現在は中国にある12の販売支店における貨物営業部門を統括する全日本空輸株式会社中国統括室貨物担当の 大木富美子は、荷主に対しての営業をはじめ、市況に合わせた輸送費の調整など、日本と中国をつなぐ窓口となっている。中国独自の商習や不慣れな中国語に苦労した時期もあったが、中国に関わりはじめて3年が経ち、現在のポストで輝きを放っている。

大木「物流は考えれば考えるほど、さまざまなやり方を追求できるところが魅力だと思っています。日本で貨物輸送の進捗管理やスペースのコントロールを担当していたからこそ、いま関わっている中国においても、お客さまからの問い合わせや交渉にすぐに回答できます」

大木もANA Cargoに入社したての頃、成田空港でオペレーションに1年半従事していた。搭載プランの策定などの業務に携わった後、営業部門で貨物のスペースコントロールを3年経験してきた。スペースコントロールの業務は営業とオペレーションの連携がキーとなる業務である。

全日本空輸株式会社 中国統括室貨物担当 大木富美子

大木「貨物のバランスを見て、どの位置に搭載すれば最大限スペースを無駄にすることなく搭載できるかをアレンジする業務です。空港の現場での経験を活かして、可能な限り大量の貨物を送りたい営業と、安全に搭載するために尽力するオペレーションとをつなぐ大切な役割を担っていました」

その後はフォワーダーに実際に足を運ぶ外回りの営業を経験。大木の言葉を借りれば「場所と空間を売る仕事」だ。営業部門でもオペレーションに近いと感じることはある。実際の荷姿と、机上で計算したプランが、実際に貨物を搭載するときに無理がないか、搭載担当ともすり合わせをし、問題があれば調整も必要だ。

大木「営業をしていても、空港でのオペレーションの経験から現場を理解しているので、踏み込んだ話ができるのが強みになりました。2013年にANA Cargoとなってからはキャリアパスが充実し、可能性や選択肢は以前より増えたと思います。ANA Cargoは物流企業ですから、営業において商談や戦略を進めるためにも、貨物を知っていることが大切になってくる。貨物とオペレーションの関係性を理解するためには、空港の現場でオペレーション業務を経験することが、後々になって自分の武器になってきます」

高品質でフレキシブルな輸送を可能にする、日々の挑戦

日本で航空物流を手がける企業において、ANA Cargoのようにフレイターと旅客機の双方を所有しているのは珍しい。

その特色を最大限に活かすためにも、現場を知り、貨物を知り、そして物流を構成する業務の一つひとつを知ることが有用に働くのだろう。ANA Cargoが注力する高品質な輸送は、オペレーションの経験と知識が豊富な社員の地道な努力や改善、提案に支えられているのだ。

高田卓也(タカダタクヤ)

株式会社ANA Cargo 
オペレーション企画部オペレーション企画課

2011年(株)ANA Cargo入社。成田空港の輸出課にて輸出ハンドリング業務を3年間務めた後、国際貨物サポート課を経て2016年に現在のオペレーション企画課へ配属となる。最近の趣味はランニング。フルマラソンは3回完走し現在の目標はサブ4。

大木富美子(オオキフミコ)

全日本空輸株式会社 
中国統括室貨物担当

2005年株式会社(株)ANA Cargo入社。成田空港の輸出課にて輸出ハンドリング業務を1年半勤めた後、営業部門を経験。2015年 全日本空輸(株)出向 上海支店貨物営業に配属。 2017年に中国統括室へ異動。趣味はストリートダンス・旅行。プライベートはスタジオに通い練習。中国各地の旅行も色々行きました。

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