April 08, 2024
メルボルンへ「生体馬」を輸送
豪州メルボルンへ、他航空会社様との協力輸送を経て、
繁殖牝馬二頭を輸送しました
オーストラリアの競馬/馬産マーケットは非常に大きく、生体馬の国際輸送は頻繁に行われています。
しかし、日本ーオーストラリア間には生体馬を輸送できる貨物専用機の定期運航が無いため、他国を経由して輸送する方法が一般的です。今回のケースでは、当社の貨物専用機にて成田から香港まで輸送し、香港からメルボルンの区間は他航空会社様へ輸送を依頼しました。
生体馬の輸送においては、各国当局への提出書類や申請が多く、一つのミスも許されません。
今回は当社と他航空会社様両方の輸送規定をクリアする必要もあり、複数回の事前確認を行い準備を整えたことで、当日は滞りなく作業を完了することが出来ました。
ポイント①
航空機への搭載には、当社が保有する馬専用の搭載機器「ホースストール」を使用しました。
生体馬は音に敏感であるため、成田の空港上屋においては、隔離した専用作業スペースを用意し、搬入およびストールへの搭載を行いました。香港での乗り継ぎ時にも、低速作業を行い、生体馬の体調を最大限に配慮した輸送を心がけました。
ポイント②
接続地点である香港においては、関係会社様との調整を入念に行い、安全な輸送に向けて準備をしました。
経由地での乗り継ぎ時間を確保するべく、以下の調整を行いました。
・成田ー香港便 出発時刻の変更
・香港にて到着便と乗り継ぎ便の駐機スポットを近くにアサイン
・航空機内のストール搭載位置をドアサイド付近へアサイン
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お客様・関係者の声
グローバルネットワーク部アライアンス推進課
飯沼 巧
高品質と安全性を保つための要件をクリアにしつつ、 香港で円滑に乗り継ぎができるよう他航空会社様との調整に尽力しました。 協力輸送を行うにあたり、オペレーションを担う部署と議論を重ね、 形を作ったことにより、無事に目的地まで届けることができました。
香港支店空港所
Eric Chow
社内外の関係各所と十分なコミュニケーションをとり、 出入国書類や申請に不備や漏れがないよう、 準備に努めました。今回は他航空会社様への乗り継ぎがあったので、 馬への負担を最小限にするべく、移動距離を短くするよう調整に尽力しました。
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