危険物ラベル
危険物とは、国際連合が定めている国際連合危険物輸送勧告(United Nations Recommendations on the Transport of Dangerous Goods)に記載されている9つの分類と区分に1つ以上該当する物質を指します。
- ※下記「危険物ラベル」データは印刷設定の状況によりラベルサイズが規定よりも小さくされる場合がございます。印刷の際は「ページの拡大/縮小」で「なし」、あるいは「ページサイズ処理」で「実際のサイズ」を選択するなど、原寸での出力設定となるよう印刷をお願いいたします。
- ※なお、本データを用いて行う一切の行為について、当社側はいかなる責任も負いかねますので、あらかじめご了承願います。
1 火薬類
2 ガス
3 引火性液体
分類区分 | コード | 名称 | ラベル/マーク | 主な品名 | 事故時の応急処置 |
---|---|---|---|---|---|
3 | RFL | 引火性液体 | アルコール、ガソリン 洩れた場合には火気による危険性 |
漏出:危険でなければ、漏出又は他の貨物との接触を最小限に押さえるよう容器の位置をかえる。 |
4 可燃性物質
5 酸性物質
6 毒物
分類区分 | コード | 名称 | ラベル/マーク | 主な品名 | 事故時の応急処置 | |
---|---|---|---|---|---|---|
6 | 6.1 | RPB | 毒物 | 金属砒素、石炭酸、シアン化物、ジニトロアニリン、塩化第2水銀、ニコチン フッ化ナトリウム、ケイフッ化マグネシウム | 漏出:危険でなければ、漏出又は他の貨物との接触を最小限に押さえるよう容器の位置をかえる。 | |
6.2 | RIS | 病毒を移しやすい物質 | 肝炎や小児マヒビールス(ワクチンではない) 人間に発病させる危険性 |
内容量の漏出、又は容器に重大な破損があった場合 1.破損した梱包には触れず、専門家による処理が可能となるまで近づかないようにする。 2.着陸空港の空港当局、会社の運航及び貨物部門を通して保健所等に異常を通知する。 |
7 放射性物質
分類区分 | コード | 名称 | ラベル/マーク | 主な品名 | 事故時の応急処置 |
---|---|---|---|---|---|
7 | RRE | 免除された放射性物質(L型輸送物) | 放射能量の限定された放射性物質、計器、機器等表面線量は極めて限られているため、人及び動物との間に隔離距離は不要。 | 内容量の漏出、又は容器に重大な破損があった場合 1.破損した梱包には触れず、専門家による処理が可能となるまで近づかないようにする。 2.着陸空港の空港当局、会社の運航及び貨物部門へ異常を通知する。 3.破損した梱包に手を触れた場合には必ず手を中性洗剤又は水で洗浄する。破損した梱包に接触した衣服等はビニール袋に入れ処置する(専門家の処理に委ねる)。 |
|
RRW | 放射性物質第1類 | 種々の放射性医薬品および放射性同位元素 第1類は限られた表面線量のため(輸送指数としては0)、人及び動物との間に隔離距離は不要。 |
|||
RRY | 放射性物質第2類 | 種々の放射性医薬品および放射性同位元素 第2類はある程度の表面線量があるため(輸送指数としては1.0以下)人及び動物から30cm以上の隔離距離をとる。 |
|||
RRY | 放射性物質第3類 | 種々の放射性医薬品および放射性同位元素 第3類は第2類を超える表面線量があるため(輸送指数としては1.0を超えるもの)、IATA規則に定める隔離距離が必要となる。 |
8 腐食性物質
分類区分 | コード | 名称 | ラベル/マーク | 主な品名 | 事故時の応急処置 |
---|---|---|---|---|---|
8 | RCM | 腐食性物質 | 塩酸、水酸化ナトリウム 人体、金属等を腐食可能性 |
漏出:腐食性液体の漏出は、急激な変化を生じるものではなく、地上でのクリーニングや中和を完全に行うことで対処する。皮膚との接触は避ける。 |
9 その他
分類区分 | コード | 名称 | ラベル/マーク | 主な品名 | 事故時の応急処置 |
---|---|---|---|---|---|
9 | RMD ICE RSB |
その他の危険物 | ホルマリン、ポリ塩化ビフェニル、ポリスチレンビーズ、ドライアイス航空輸送中に危険を有する物質で、他に分類不可能 | 漏出: 漏出又は他の貨物との接触を最小限に押さえるよう容器の位置をかえる。 |
|
RBI RBM RLI RLM |
リチウム電池 | リチウム金属電池・リチウムイオン電池 | -- | ||
MAG | 磁性物質 | 磁電管、磁石(シールされていない大型のもの) 距離をとらなければ航空機のコンパスシステムに影響を及ぼす危険性 |
-- | ||
- | - | 少量危険物 | 各危険物分類に属する危険物(火薬類、毒性ガス、感染性物質等を除く)で、内外装容器に収納される量が、当該規定で定められるそれぞれの許容量以下のもの。包装物の総重量は30kg(66lb)を超えてはならない。 | 各内容物の分類に対応した処置をとる。 | |
- | - | 微量危険物 | 各危険物分類に属する危険物(火薬類、磁性物質等を除く)で、内装、外装各容器に収納される量が、当該規定で定められるそれぞれの許容量以下の物質 | 各内容物の分類に対応した処置をとる。 | |
- | - | 環境汚染物質 | UN3077(固体)およびUN3082(液体) | - | |
- | RBI RBM RLI RLM ELI ELM |
リチウム電池 | リチウム金属電池・リチウムイオン電池 | -- | |
- | - | 天地無用 | 液体危険物を収納している組み合わせ容器並びにオーバーパックの相対する2側面に使用する | - | |
- | CAO | 貨物機専用 | 「貨物専用機のみ搭載可」のラベル | -- | |
- | RCL | 深冷液化ガス専用 | 非引火性ガス(クラス2.2)で深冷液化ガス含む輸送物 | -- | |
- | - | 熱源から融離 | 区分4.1の自己反応性物質と区分5.2の有機過酸化物を収納した外装容器、及びオーバーパックに適用した場合 | -- |