【メッセージ】新型コロナウイルス感染拡大に対する対応について
2020年03月26日
このたび、世界各地で感染が拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、肺炎に罹患された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、航空貨物市場にも大きな影響を及ぼしております。
外出や移動の制限、他国との人々の往来を禁止する措置が世界各国へ広がり、航空機をご利用のお客様が著しく減少したため、世界中の航空会社が未曾有の減便を実施しております。
弊社運航便にも関しましても、国際線旅客便を中心に大規模な運休・減便を実施しており、ご利用のお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、事態の推移を見極めながら、都度適切な対応を図ってまいりますので、何卒ご了承をお願い申し上げます。
加えて、この影響は企業の生産活動にも及び、世界各地で工場閉鎖や生産遅延に伴うサプライチェーンの混乱が生じています。旅客便の大幅な減便によりベリースペースの供給量が劇減したため、旅客便や海上貨物からの代替輸送手段として、貨物専用機(フレイター)の輸送需要が大きく高まっています。
弊社においても、このような市場環境の変化や社会からの要請を踏まえ、様々な制約がある中ではありますが、出来得る限りのリソースを活用しながら、貨物臨時便・チャーター便の運航、他社との連携による買取りスペースの増加、旅客機材による貨物便就航の検討など、輸送能力の維持に向け対応を図って参ります。
運休・減便・臨時便就航などフライト関する情報は、随時ANA Cargoホームページ(http://www.anacargo.jp )にてお知らせいたしますのでご参照ください。また、ご不明な点がございましたら、弊社販売担当者にもお問い合わせください。
経済活動の血流とも言える物流を止めない、という目的のため、従業員一丸となりまして、お客様の航空輸送ニーズに引き続き応えて参ります。
新型コロナウイルスの感染拡大は依然世界各地で続いており終息の時期が未だ見通せませんが、 一日も早い感染の終息を心よりお祈り申し上げます。
2020年3月26日
全日本空輸株式会社 上席執行役員貨物事業室長
株式会社ANA Cargo 代表取締役社長
外 山 俊 明