日本唯一の直行便誕生を起点に、
豪州・パースの資源や生鮮品を世
界へ。
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2019年8月20日
ANAは日本のエアラインとして初めて、成田からオーストラリア西部のパースへの直行便を、2019年9月1日(日)より新規開設する。オセアニアにおいてはシドニーに次ぐ2番目の就航都市となり、世界では45番目の就航都市となる。
鉱物資源・天然資源をはじめとした、西オーストラリア州の主力産業
パースを含む西オーストラリア州は、同国の経済成長を支える「資源国」的州に位置づけられ、多数の日本企業が進出していることでも知られている。その主な産業は、鉱山やガス田などのエネルギー資源だが、生鮮品などの輸出も盛んな地域だ。
現在、パース発の航空輸出貨物は、年間約5万トン、輸入貨物は年間3万トン。今後は、TPPやRCEP(東アジア地域包括的経済連携)などの経済連携強化により、アジア太平洋地域におけるヒト・モノの流動がより一層拡大していくことが期待されている。
日本唯一の直行便がもたらす更なる利便性
エネルギー資源や生鮮品など物量が盛んなオーストラリア西部だが、これまでは日本からパースに貨物を輸送するには、いずれかの都市を経由する必要があった。しかし、今回新たに開設された唯一の直行便就航により、日本からオーストラリア西部への輸送の利便性が格段に上がることになる。
パースと世界を繋ぐANAならではのネットワークを最大活用
パースと成田空港が繋がることで、直行便ならでは様々な提供価値が生まれる。それに加え、成田空港はANA国際旅客便と貨物便のハブ空港ということで、幅広いネットワークを活かしながらパース発・パース着それぞれの強みを最大化されるはずだ。
パース発の強みとしては、特に近年需要が高まりつつある中国向けの貨物に着目すると、ANAが貨物便・旅客便双方で時間をかけ拡充してきた自社の中国路線ネットワークを駆使し、中国12都市へのスムーズなアクセスにより利便性を飛躍的に向上させることができる。
生鮮食品の輸送については、午前に成田空港へ到着し、同日午後の出発便に接続することで高速輸送を実現。それにより、鮮度を維持したまま目的地まで届けられるというメリットが生まれる。
また、ANA Cargoが展開している貨物輸送商品(PRIOシリーズ)を活用することで、顧客の様々な要望に応えながら、満足度の高いサービスの提供を実現することもできるはずだ。
一方、パース着における強みとしては、北米からは成田接続により最速でパースへの輸送が可能となる。もちろん北米に限らず、ANAの充実したネットワークにより欧州・アジアからも成田を経由してパースへのスムーズな接続が実現する。
航空物流において「なければ困る」存在を目指して
新たに誕生した、パースと日本を繋ぐ国内唯一の直行便。ひと・モノの往来が益々盛んになりつつある日本―オーストラリア間を舞台に、鍛えられたANAの翼で確かな輸送品質を提供し、市場に次なる価値を生み出す。そして、将来的には「なければ困る」という存在を目指し歩んでいく。
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