IATA航空危険物規則書第60版(DGR)改定に伴うご案内

国内

2018年12月28日

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はANAグループをご利用頂き、誠にありがとうございます。
表題の件、2019 年1月1日発効のIATA航空危険物規則書第60版(DGR)改定に伴い、弊社における取り扱いを下記の通りご案内致しますので、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。


    1. リチウム電池に係る輸送規則の変更について
    ●第9分類「リチウム電池ラベル」および「リチウム電池マーク」(DGR図7.3.X/図7.1.C)
     経過措置期間終了に伴い、2019年1月1日以降、リチウム電池を含む包装物に貼付するラベ
     ルは、第9分類「その他の有害物件ラベル」および「リチウム電池取り扱いラベル」は使用
     不可となりますのでご注意下さい。            
    ●リチウム単電池と組電池のTest Summary(試験結果要約) (DGR3.9.2.6.1 (g))
     2003年7月1日以降に製造されたリチウム単電池と組電池について、2020年1月1日以降、試
     験方法および判定基準の国連マニュアル PartⅢ, subsection 38.3, paragraph 38.3.5に指
     定されたTest Summary(試験結果要約)の提示をお願いする場合がございます。ご対応、
     ご準備いただきますようお願い致します。


    2. 危険物申告書の書式の変更について(DGR1.0 / DGR8.1.6)
    ●危険物申告書の書式が一部変更となります。経過措置として、旧書式も2024年12月31日ま
     で使用可能ですが、お早目に新書式に変更いただきますようお願い致します。弊社ANA
     Cargoホームページに掲載の危険物申告書の書式についても、2019年1月1日以降、新書式に
     更新致しますのでご参照下さい。


    3. 国内貨物危険物申告書への記載事項の変更について
    ●現在、弊社国内貨物の危険物申告書について、適用する包装基準で内装容器の使用が求めら
     れる場合は内装容器に関する記載(内装容器の種類、1内装容器あたりの正味量及び個数)を
     必要としておりましたが、2019年1月1日以降は、危険物申告書への内装容器に関する記載
     は不要と致します。記載不要となりますが、引き続き、DGRに従い、正しい内装容器梱包を
     行っていただきますようお願い致します。


    4. 危険性ラベルの仕様について (DGR 7.2.2.3.2 (a))
    ●ラベル縁の内側のダイヤモンド型を作る枠線が2mm幅でないラベルは使用不可となってお
     りましたが、当該要件は、2019年1月1日以降、撤廃となります。


    5. UN3528と区分5.1の隔離要件について(DGR9.3.2.1.4)
    ●当該隔離要件は撤廃となりますが、弊社においては、隔離要件を継続して適用します。
     当該危険物同士が、同じ外装容器、同じ包装物内に含まれないようにお願い致します。


    ご案内内容は、IATA航空危険物規則書第60版における改定内容の一部です。必ずお客様ご自身
    でIATA航空危険物規則書第60版の内容をご確認頂きますようお願い申し上げます。
    本件に関してご不明な点がございましたら、弊社営業担当または予約担当までお問い合わせ下さい。              

    以上