アストロスケール社製造の人工衛星をニュージーランドへ輸送
2023年10月06日
アストロスケール社製造の人工衛星をニュージーランドへ輸送
● 2023年10月4日に貨物専用機のチャーター便を運航し、アストロスケール社製造の人工衛星をニュージーランドへ輸送しました。 ● お客様からのご要望を受け、ANA貨物専用機の初就航地となるオークランド空港へ運航しました。 |
成田空港を出発した時の様子
(左から)郵船ロジスティクス株式会社 執行役員 大鐘 雅樹様、日本地域サプライチェーン・ソリューション本部産業第一部長 畠中 了様、株式会社ANA Cargo 取締役 宮原 輝雄
私たちの暮らしを支える人工衛星が数多く打ち上げられている近年は、宇宙の軌道混雑やスペースデブリ(宇宙ゴミ)の脅威も増大しています。その脅威を解消し、宇宙の経済と環境の未来を確保する取り組みを行う株式会社 アストロスケールが製造された人工衛星「ADRAS-J(Active Debris Removal by Astroscale-Japan)」を、郵船ロジスティクス株式会社と連携し、打ち上げが行われるニュージーランドへ輸送しました。
打ち上げ時に限らず、設計・製造・打ち上げ場所までの輸送工程等においても細心の注意を要する人工衛星を、郵船ロジスティクス株式会社は梱包、地上輸送、輸出入手続きにおいて、当社は貨物専用機ボーイング777型フレイターのチャーター便運航、空港での取り扱いにおいて、各々が専門のノウハウを活用することで、お預かりからオークランド空港到着までの輸送を2023年10月5日に無事終え、お客様ニーズにお応えしています。
また、当社は、この輸送において、業務に対する経験と高いスキルを有する担当者「プロフェッショナルユニット」を成田空港とオークランド空港に配備し、衝撃リスクに配慮した取り扱い輸送サービス「PRIO SENSITIVE」を提供することで、万全なオペレーション体制のもと、お客様の大切な貨物の取り扱いを行っております。
今後も、ANAは、保有するボーイング777型フレイター2機、ボーイング767型フレイター9機を最大限活用し、需要動向に合わせ機動的な就航地の設定、「壊さない、失くさない、遅らせない」Japan Qualityで、お客様の利便性向上に努め、品質面の安心感や信頼感を提供してまいります。
【運航概要】
路線 |
便名 |
運航日 |
出発時間-到着時間 (現地時間) |
成田 - オークランド |
NH8599 |
2023年10月4日 |
10/4 20:25 - 10/5 11:10 |
【PRIO SENSITIVEについて】
「空港でのお預かりから到着空港での引渡しまで全ての工程」において、衝撃リスクに配慮した取り扱いを行う輸送サービスとなります。
詳しくは、こちらの紹介ページをご覧ください。
https://www.anacargo.jp/ja/int/service/sensitive.html
【ボーイング777型フレイターについて】
ANAが2機保有し、2019年7月から運航している大型の貨物専用機です。貨物搭載重量は、ボーイング 767型フレイターの2倍の約100トン。大量輸送に加え、半導体製造装置や 航空機エンジンなどの大型貨物の輸送も可能です。
北米に多く生息する鳥の青カケス(英名Blue jay)の勤勉に餌を運ぶ姿に由来して愛称を 「BLUE JAY」としています。
詳しくは、こちらの紹介ページをご覧ください。
https://www.anacargo.jp/ja/int/specification/b7f_b6f/
以上