ANA貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを阿蘇くまもと空港へ初めて運航します
2024年03月15日
ANA貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを
阿蘇くまもと空港へ初めて運航します
半導体関連の輸送需要に対応すべく、定期便化を目指します
- ANA、熊本県、熊本国際空港株式会社は、旺盛な半導体関連の輸送需要へ対応するため、阿蘇くまもと空港での国際航空貨物の取扱いを強化してまいります。
- ANAは、阿蘇くまもと空港への大型貨物専用機の定期便化を見据え、2024年3月29日にボーイング777型フレイターを阿蘇くまもと空港へ初めて運航します。
- 今回の運航では、空港ハンドリング、電子通関システム、荷主企業の輸送プロセス等、一連のハンドリングを確認することで、今後の物流増に対応する体制を確立してまいります。
全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上 慎一、以下「ANA」)、熊本県(県知事:蒲島 郁夫)、熊本国際空港株式会社(本社:熊本県益城町、代表取締役社長:山川 秀明、以下「KKIAC」)は連携し、世界的半導体メーカーの熊本県進出による旺盛な貨物輸送需要に応えるべく定期便化を見据え、3月29日に阿蘇くまもと空港へ初めて貨物専用大型機ボーイング777型フレイター※1を運航します。
今回の貨物専用機の運航は、熊本県が2023年10月に策定した「新大空港構想」に掲げる「空港機能の強化」に資する取り組みの一つです。ANAは貨物専用大型機の定期便化を目指します。
ANAは、半導体関連の国際輸送需要を見据え、2023年10月に阿蘇くまもと空港へ電子通関システム(NACCS)を導入しました。これにより、通関手続きの簡素化が可能となりました。今回の貨物輸送では、ANAとして初めて阿蘇くまもと空港でのNACCSを活用した輸入税関業務を行います。
また、ANAでは衝撃リスクに配慮した精密機器のための輸送サービス「PRIO SENSITIVE ※2」を提供しており、貨物専用大型機でしか輸送することのできない半導体製造装置などの輸送需要に対応してまいります。
ANA、熊本県、KKIACは、さらなる需要が見込まれる阿蘇くまもと空港での国際航空貨物の取り扱いを強化し、熊本の地域活性化、九州を支えるセントラルゲートウェイ機能を高めてまいります。
【運航スケジュール】
路線 |
運航日 |
便名 |
出発時刻‐到着時刻 |
成田‐熊本 |
3月29日 |
NH9197(チャーター便) |
16:50 - 19:10 |
熊本‐成田 |
3月29日 |
NH9198(チャーター便) |
20:40 - 22:20 |
※1 貨物専用大型機ボーイング777型フレイター
ANAが2機保有し、2019年7月から運航している大型の貨物専用機です。貨物搭載重量は、ボーイング 767型フレイターの2倍の約100トン。大量輸送に加え、半導体製造装置や 航空機エンジンなどの大型貨物の輸送も可能です。
※2 輸送サービスPRIO SENSITIVEについて
空港でのお預かりから到着空港での引渡しまで全ての工程において、衝撃リスクに配慮した取り扱いを行う輸送サービスとなります。半導体製造装置や医療機器などの精密機器の輸送に対応します。
以上
報道機関からのお問い合わせ先
全日本空輸株式会社広報部 TEL:03-6735-1111
熊本県 交通政策課 TEL:096-333-2168
熊本国際空港株式会社 総務・経理部 TEL: 096-232-2311(電話受付時間 平日9:00 - 17:00)